ハイレバFX取引での成功のカギはスキャルピングにあり

ハイレバFX取引での成功のカギはスキャルピングにあり

海外FX取引のメリットといえば国内業者では一切利用できないハイレバレッジにあるといっても過言ではありません。
ただ、このハイレバ取引、冷静に金融市場を見回してみると500倍だ1000倍だという驚異的なレバレッジで市場に参入してうまく利益をあげていくのは至難の業ではありません。金融業界のプロの投資家に言わせれば25倍でさえハイレバのうちの一つでありプロでもその環境で利益を上げ続けていくのは相当なリスクであると言います。それだけに個人投資家がこの海外FXのハイレバで生き残るためにはそれなりに取引に工夫をすることが求められるのは言うまでもありません。
FXを取り引きする個人投資家が自分でコントロールできるのはリスクだけで、それ以外の利益については目標を立てることはできても実現できるかどうかは本当に相場次第ということになります。そうしたリスク管理という視点で見たときに行わなくてはならないことがいくつか存在します。

とにかく長くポジションを持たないのがハイレバFXの定石

ハイレバ環境の取引でとにかく失敗しないためには、できる限りポジションを保有している時間を短くすることです。相場はトレンドがでていて利益が確保できているとしても要人発言から経済指標、自然災害、地政学リスクまで投資家サイドではおよそコントロールできない材料が不意に襲ってくることが日々あるわけですから、できるかぎり相場の中にエントリーしている時間を減らすことは実はかなり大きなリスク管理になるのです。この短時間でのポジション保有をもっとも現実のものにしてくれるのがスキャルピングという手法になります。

スプレッドは決して狭くなくてもスキャルに向いている

国内店頭FX業者に比べますと海外のFX業者はスプレッドがどうしても広くなる傾向があります。これはECNでも取引手数料がありますからそれほどコスト的にはそれほど狭い感じがしないものです。しかし海外業者はこのスプレッド以外にはほとんど利益ソースを持っていませんから見えないところでコストを負担するという心配がないのです。たとえば国内業者では表面上のスプレッドは確かに最狭に見えるかも知れませんが取引枚数が増えたとたんにいきなり約定しなくなることも多くなりますし、スリップが起きることや経済指標発表時に原則固定のはずが偉くワイドスプレッドになってみたりと決して取引するトレーダーに有利に展開しないことが多いのです。しかし海外業者のほとんどはNDD方式をとっていますから顧客からのオーダーはカバー先のインターバンクなどにすべて出され、そこに業者のマージンが乗る形ですから、顧客と業者の間には一切利益相反は起こりません。
一回の利益の少ない分は少額の証拠金を利用して枚数を増やすことでかなりカバーすることができますので、結果的に非常にリスクの少ない売買ができるようになるというわけです。

危ないときには取引しない勇気も必要

ただ、このスキャルピング手法による取引も万能ではありません。動意が少ない時、逆にボラティリティが大きすぎてエントリーすること自体が危ない時には無理をしてトレードをしないという勇気も重要になります。
毎日トレードをしていますと売買をすることが日課になってしまいますが、ハイレバのトレードというのは取引環境や条件がそろった時にだけ選択的に行うことが大切であることを忘れてはなりません。
このことをしっかり守ってスキャルピングをおこなえばハイレバレッジ環境でもかなりリスクを押さえて確実に利益を増やして行くことができるようになるのです。