XM(XMTrading)では、 原油先物を取引することもできる

XM(XMTrading)では、 原油先物を取引することもできる

XM(XMTrading)で原油先物を取引する際のポイント

原油先物には2つのシンボルがある

超ハイレバレッジでFX(外国為替証拠金取引)ができる人気の海外業者「XM」(XMTrading)では、他にも様々なCFD(差益決済取引)を取り扱っています。小麦などのソフトコモディティやGOLDなどの貴金属、ダウ平均などの平均株価指数、そして「エネルギー」です。

エネルギーの代表格といえば、やはり「原油」でしょう。XMTradingの原油先物には2つのシンボルがあります。「OIL」(原油)と「OIL Mn」(原油ミニ)です。

OILは「WTI Oil」、OIL Mnは「WTI Oil Mini」とも表記されます。「WTI」とは、アメリカニューヨークのマーカンタイル取引所(NYMEX)で取引され、価格が決まる「West Texas Intermediate」の略称です。インターミディエイト原油とも呼ばれています。世界の原油価格に影響を与える最も重要な指標です。

「ブレント原油」(BRENT)もありますが、こちらはイギリスのブレント油田から採鉱されるもので、WTIに比べてレートはやや高めに設定されています。

今回は原油先物のメインとなる、WTI原油「OIL」と「OIL Mn」について、必要証拠金や価格の推移などをお伝えしていきます。

限月があるので注意が必要

原油の取引は先物取引ですから「限月」が決められています。「OIL-■■■」と表示され、後半部分が限月です。満期日が決まっているということは、その日までに決済をする必要があります。放置していると、満期日に強制決済されてしまうので注意が必要です。

原油先物は値動きが大きいですが、トレンドも強いので、上昇か下落か一方向に動く傾向があります。逆張りになってしまい、損切りできないと、含み損が膨らみ続けたまま満期日を迎える可能性もありますので、トレンドの方向性はよく確認しておくべきでしょう。

原油価格については、アメリカ、ロシア、OPECの思惑が大きな影響を与えます。減産で調整できれば原油価格を上昇することができるのですが、思惑はそれぞれ異なり、現在の原油安をもたらしています。つまり、ファンダメンタルズ要素が原油価格を決めると言っても過言ではないでしょう。原油先物の取引をするのであれば、日々の経済情勢についてはかなり敏感になる必要があります。

原油先物の必要証拠金と価格変動

原油先物の必要証拠金

原油の単位は1バレルです。およそ159Lになります。XMTradingでは、「OIL Mn」は1Lot10バレルで設定されており、「OIL」では1Lot100バレルです。

それでは、OILで1Lotのポジションを保有するにはどのくらいの証拠金が必要になるのでしょうか?

1バレルが60米ドルだとすれば、OILの1Lotは6,000米ドルになります。仮に1米ドルが110円であれば、OILの1Lotは660,000円です。投資を始めていくにはかなり資金が必要になってきます。同じ条件であれば、OIL Mnは1Lotで66,000円です。こちらであれば手頃です。

しかし、XMTradingでは日本国内以上のレバレッジを効かせることが可能です。原油先物の場合だとレバレッジは最大でおよそ66倍になります。つまりOILの1Lotは1万円から取引できますし、OIL Mnであれば1Lot千円という少額で取引できるのです。

もちろん原油がさらに安くなり、しかも円高が進めばもっとも少額から原油先物を取引できます。原油価格が変わらなくても、円安が進めば必要証拠金は上昇します。逆に原油価格と共に米ドルが上昇すると必要証拠金はかなり跳ね上がります。

1バレル70米ドルに急騰し、1米ドルが120円まで円安ドル高が進んだとしたら、OILの1Lotはレバレッジを効かせなければ840,000円です。レバレッジ66倍だと12,727円が必要証拠金となります。

つまり1バレル10米ドル上がり、1米ドル10円上がれば、OILの1Lotだけで、1,800万円もの利益になるということです。仮に予想の真逆に動いたとしてもXMTradingは「ゼロカット」を採用しているので、証拠金がマイナスになることはありません。

このように原油先物には、原油価格だけでなく、為替レートも大きくかかわっているのです。

原油先物の価格の推移

それでは実際の原油先物の価格はどのように、そしてどのくらいの幅で推移しているのでしょうか?

2014年6月には、1バレル105米ドル台でしたが、ここから下落トレンドが始まりました。原因はアメリカが新しい掘削技術を開発したことによって、原油量が大きく増えたことによるものでした。これに対してサウジアラビアなども減産による価格調整をしなかったため、2015年12月には2009年以来の最安値を更新し、1バレル37.5米ドルまで急落したのです。さらに2016年2月には30米ドルも割り込み、26米ドル台をつけます。

原油はこの2年にも満たない期間でなんと75%以上も下落したことになるのです。ショートポジションであれば莫大な利益を出すことができますが、ロングポジションだと確実に強制ロスカットになる下落率です。

しかし、2016年からは今度は上昇トレンドになります。ここに影響を与えたのもやはりアメリカで、イランへの経済制裁のためにイラン原油の減産懸念が強まったのです。2018年10月には1バレル77米ドルまで回復しています。

このように、需要と供給のバランスによって原油価格は決まっていることがわかります。原油量が増えれば原油価格は下がり、原油量が減ると原油価格は上がるということです。もちろん石油消費大国である中国の経済状況も重要です。中国の景気が後退すれば、需要量が減り、やはり供給過剰になって原油価格は下がってしまいます。

上昇トレンドは2018年下旬には終了しており、12月にかけては急落しています。1バレル42米ドルまで下落しました。特に11月は22%以上の下落率で、1ヶ月間の下落率の大きさは10年ぶりのことでした。これはイランへの経済制裁を復活させたことによって、アメリカ、ロシア、OPECが同時に増産態勢になったため供給過剰に陥ったのが主な原因です。

2019年2月の時点では1バレル57米ドル台となっています。アメリカと中国の貿易紛争が解決しない限りは、なかなか明るい兆しが見えてこないのが現状かもしれません。逆に解決する見通しがたつと、原油価格が一気に上昇する可能性もあります。アメリカ、ロシア、OPECがどのくらい協調路線を辿れるのかも注目です。

価格変動の大きな原油先物だけに、チャンスの時期が到来したら、ぜひXMTradingでチャレンジしたいものです。