TitanFXでMT4用のVPSを利用するならどこがおすすめ
MT4のEA利用とVPS
MT4のEAの利用
FX(外国為替証拠金取引)は、自分で分析し、自分で売買する「裁量トレード」と、自動売買ツールに取り引きを任せる「システムトレード」に分かれます。システムトレードのメリットは、チャートを監視し続ける必要なく、仕事をしている最中でも、家事をしている最中でも、寝ている間でも「24時間自動売買を繰り返し、利益を積み上げてくれる」という点です。
国内のFX業者であれば、独自に開発した自動売買ツールをそれぞれ単品で提供していますが、MT4(MetaTrader4)のトレードプラットフォームを利用できる海外のFX業者だと、世界中の一流トレーダーが開発したEA(Expert Advisor)をダウンロードすることで、星の数ほど存在する自動売買ツールを利用することが可能です。
中には有料のEAもあれば、メルマガに登録しないと無料でダウンロードできないものもありますが、いろいろなサイトで探していけば無料で利用できるEAはいくらでもあります。MT4では簡単にバックテストも行えますので、そのEAがどれほど成果をあげられるのかも確認してから使えるのです。
新しいトレードプラットフォームであるMT5も出回っていますが、MT4との互換性が悪く、MT4のEAをそのままMT5では使用できないため、多くのトレーダーは未だにMT4を愛用しています。
今回ご紹介する海外の人気FX業者である「TitanFX」でもMT4がトレードプラットフォームですし、EAを利用してシステムトレードができます。国内FXとは異なり、レバレッジ「500倍」という超ハイレバレッジでの自動売買ができるのがTitanFXです。
VPSはなぜ必要なのか
EAを利用してシステムトレードを行う際に、どうしても必要になってくるのが「VPS」(Virtual Private Server)です。「仮想専用サーバー」になります。つまり、自分のパソコンではなく、他の場所に設置されているサーバーを利用してシステムトレードを行うということです。
なぜ自分のパソコンでEAを使うことを避けるのでしょうか?
ひとつはパソコンのスペックや通信回線によって約定のスピードが大きく変わってくるからです。なるべくスリップページなく、ボラティリティが大きい時間帯もスムーズに約定していくためにはそれなりのスペックが必要になります。
また、EAを利用するためには24時間パソコンの電源を付けて、フル稼働させる必要があるため、故障の原因にもなりやすく、停電などが行った時には対応できなくなります。せっかくのチャンスを逃してしまう可能性があるのです。
VPSは専用データセンター内に設置されており、超高速通信ができ、セキュリティも強固です。さらに自然災害から保護されるように設計されており、仮に電力供給が厳しくなっても、バックアップ用の電力が用意されています。
ですからトレーダーは安心して、VPSで24時間EAをフル稼働させることができるのです。もちろんひとつのEAだけではなく、複数のEAを同時稼働させることも可能です。EAでシステムトレードを行ううえで、VPSは必要不可欠といえる大切な存在になります。
TitanFXが推奨するVPS
「お名前.comデスクトップクラウド for MT4」の特徴
市場にはたくさんの種類のVPSが登場していますが、TitanFXでFXをしていくのであれば、どのVPSがおすすめなのでしょうか?
TitanFXのサイトで紹介されているおすすめVPSが「お名前.comデスクトップクラウド for MT4」になります。こちらはGMOインターネット株式会社が運営するMT4専用VPSです。もともとはドメインやサーバーを提供していましたが、2019年1月にフルリニューアルしています。
こちらはなんと、面倒なMT4のインストールをする必要がありません。TitanFX用のMT4がすでにプリントインストールされているからです。自動売買の詳しい操作もマニュアルで確認できるようになっており、初めてMT4のEAを利用するトレーダーにも使いやすい設定になっています。
お名前.comデスクトップクラウド for MT4は、国内で初めての最新WindowsサーバーOSのWindows Server 2019を採用しているだけでなく、データの高速処理を可能にするSSDを搭載しているため、従来のデスク速度の12倍、メモリ速度の2倍、CPU処理速度の1.5ということで、MT4の起動速度を2倍以上に引き上げています。
明らかに一般ユーザーのパソコンのスペック以上ですので、これまでネット回線などの環境で損益が左右されてきている場合は、お名前.comデスクトップクラウド for MT4にすることで「安定性」「高速性」を実現することができ、これまで以上にFXで利益を出しやすくなるでしょう。
プランの内容とおすすめプラン
TitanFXは最大レバレッジ500倍ですから、わずかな反応速度の差が大きな収支の差になります。より多くの利益を望むのであれば、環境を整えることへの投資は大切です。EAでシステムトレードをする場合は、有料であってもVPSは利用すべきでしょう。
お名前.comデスクトップクラウド for MT4では、提供するVPSのスペックによって6種類(2019年6月より新規申し込みは5種類)のプランを用意しています。最上位のプランは「8GBプラン」です。EAを複数稼働させながら、他の作業をしていても速度が落ちることはほとんどありません。1ヶ月で14,000円(税別)です。
最も低価格のプランが「ライトプラン」で、2GBあるものの、共有になりますので、ロンドンタイムやニューヨークタイムが重なり、重要経済指標などが発表された直後などは動きが鈍くなる心配がありました。こちらは2019年6月より新規申し込みを停止しています。
今後の新規申し込みとしては、「1GBプラン」が最安値で、1ヶ月2,400円(税別)です。6ヶ月以上の契約だと20%OFFになりますので、およそ1,800円ほどです。1GBでもEA2個はまったく問題なく同時に稼働できます。1GBでEA10個までは稼働可能ですが、あくまでも限界ラインになり、動きが鈍くなってしまってはチャンスを逃してしまうので、余裕をもった使い方をすべきでしょう。
他に一番人気の「1.5GBプラン」や「2GBプラン」「4GBプラン」があり、2GB以上だと2019年6月28日までキャンペーンを実施しており、最大で50%OFFとなっています。36ヶ月契約もでき、そうなると1GBと2GBの金額差は月に300円ほどです。スプレッドの狭いTitanFXで複数のEAを稼働させて利益を積み上げていく予定であれば、2GBがおすすめになります。
もちろん自分のパソコンを利用してTitanFXでシステムトレードを行うこともできますが、安全な環境で、不安なく取り引きをしていくためにも、VPSは大いに有効活用すべきでしょう。それでこそ、一流トレーダーが開発したEAのパフォーマンスをしっかりと発揮させることができるのです。
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