2019年分の海外FX改定申告の効率的な進め方①

2019年分の海外FX改定申告の効率的な進め方①

いよいよ早いもので今年も確定申告のタイミングが近づいてきています。海外FXを利用して利益が出た場合には国内のFX業者を利用した申告とはかなり異なる部分がありますので今回から数回にわけてその詳細をご説明していきたいと考えます。
第一回目はまず昨年の利益がいくらだったのかを確かめるところから話を勧めたいと思います。

 

MT4ないしMT5を使って年間取引利益を確認する

海外FXではほとんどの業者がMT4ないしMT5を取り引きプラットフォームとして利用していますが、まずはこのプラットフォームから昨年の取引損益が一体いくらだったのかを確認するところから始めることにします。

MT4の場合海外FXのどの業者を利用しても確認方法は同じ操作方法になります。
MT4の一番下にあるターミナルの項目から赤い矢印で示した口座利益を選択してクリックします。

これを右クリックしますと期間設定ができますので2019年1月1日から2019年12月31日までを入力して設定しOKボタンを押します。この設定はFX業者のサーバーが稼働している時間帯しかアウトプットできませんので、利用時間には注意が必要です。

集計する日にちの設定ができましたら、再度右クリックをしてレポートを保尊します。
保存のフォーマットとしてはHTMLとStatementの二つの選択が可能ですが、利用しやすさから言いますとStatementのフォーマットの選択がお勧めとなります。
このStatementをさらにPDFのフォーマットにしておきますと簡単にプリントアウトができますし、PC上で確認することもできるので便利です。

これで保存したデータから年間の損益を確認することになります。

 

専業トレーダーで今年の利益が20万円未満、マイナスの場合は申告の必要なし

ここで年間トータルの利益がマイナスになってしまっている方は、今年の確定申告の必要は全くありません。とにかく今年のトレードで頑張ってください。残念ながら海外FXの場合には国内FXを利用したデリバティブ取引のように損失を繰り延べすることはできませんので万事休すということになります。

また兼業トレーダーで給与所得のあるかたで年間の海外FXの利益が20万円以下でほかに雑所得がない場合はお目こぼしということで確定申告の必要はありません。
ただ海外FXは20万円以下でもほかに雑所得があるような場合は申告の必要がでてくることになります。

 

専業トレーダーの場合37万円未満の収入なら同じく申告の必要なし

専業トレーダーで他に一切収入がなく年間の利益が37万円未満の場合も申告の必要はありません。専業トレーダーでこんな年収などありえるのかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、暴落などでほとんどの利益を失った場合にはこうしたこともありえるのです。この場合確定申告を逃れてよかったよりもどうやって生活してくかのほうが心配になりそうです。

この条件を超えた利益を得られた方はとにかく確定申告を行う必要があります。
海外FXの場合には国内業者を利用した一定税率の申告分離課税は利用することができず、ほかのデリバティブ商品の損益を通算して申告することもできません。
課税は総合課税方式になりますので給与や家賃収入などほかの収入と合算してトータルの税金の金額を計算し納税していくことになりますので、ここからは厳密な計算が必要になります。

次回は確定申告時に海外FXで経費として計上でくるものについてご紹介していくことにいたします。