GemForexの同一口座両建てのメリット

GemForexの同一口座両建てのメリット

GemForexはスワップアービトラージを奨励している

スワップトレードのリスク

少額の資金から始めることができ、24時間取り引きができる投資が「FX」(外国為替証拠金取引)です。トレード方法は、超短期売買を繰り返すスキャルピングや、ポジションを保有したまま日をまたがないデイトレード、中期売買のスイングトレードなど、様々ありますが、その中でも長期でポジションを保有し、利益を出していくのが「スワップトレード」です。

スワップトレードの目的は、為替差益(キャピタルゲイン)よりも、利息(インカムゲイン)です。扱う通貨ペアの金利差によって、ポジションを保有しているだけで毎日スワップポイントを受け取ることができます。政策金利の安い国の通貨を売って(ユーロや日本円)、高い国の通貨を買えば(トルコリラやメキシコペソなど)、毎日得ることのできるスワップポイントは高額です。

しかし、スワップトレードには安定してスワップポイントを得られるというメリットがある反面、為替相場が大きく変動すると、積上げてきたスワップポイントを一瞬で失ってしまう含み損が発生するというリスクもあるのです。高額なスワップポイントを得るためにポジションを多く抱えていればいるほど、そのリスクは高まります。

そんな中で、海外のFX業者の中でもスプレッドが狭く、ボーナスが充実していることから日本人トレーダーから人気のある「GemForex」は、「スワップアービトラージ」を推奨しています。サヤ取りです。為替レートが上昇しようが下落しようが、為替差損を発生させずにスワップポイントの利益だけを得る方法になります。

基本的に海外FXではアービトラージは禁止トレードとされていますが、なぜGemForexは推奨しているのでしょうか?

別口座との両建てはGemForexでも禁止

ここで誤解してはいけないのは、「GemForexでも別口座との両建ては禁止している」ということです。オールインワン口座とノースプレッド口座の両方を開設し、どちらかでロングポジション、どちらかでショートポジションを同じ量保有した場合、ボーナスやゼロカットシステムを不正利用した両建てと見なされて、出金拒否や口座凍結といった処置をされてしまいます。もちろん他業者との両建ても禁止です。出金拒否になると両建てして得た利益はすべて没収になってしまいますし、スワップポイントも失うことになります。最悪、口座凍結になった場合は取り引きもできませんし、二度とGemForexで口座を開設できなくなってしまいます。

ですから、GemForexで推奨しているスワップアービトラージは、あくまでも「同一口座での両建て」のことです。例えば米ドル/日本円(USD/JPY)で、ロングポジションを1Lot(10万通貨)、ショートポジションを1Lot保有するということです。この場合、どれだけ円高が進もうが、円安が進もうが、利益と損失が同じになるため強制ロスカットになることはありません。つまり為替差益はゼロということです。

しかし、基本的に同一口座の両建ては損失が発生するだけなので意味がありません。同時にロングとショートでポジションを保有するとスプレッドの分だけ損をします。さらにスワップポイントもほとんどのFX業者では、プラスよりもマイナスの方が大きく設定されているため、ポジションを保有する期間が長ければ長いほどマイナススワップが積み上がってしまいます。中にはロングとショートのスワップポイントの絶対値が同じになっていて、マイナスにならないFX業者もありますが、プラスにもならないので利益が出せないのです。

ではなぜ、GemForexはそんな同一口座の両建てを推奨しているのでしょうか?そこにはGemForex独特の仕組みがあります。

GemForexのスワップポイントの特徴

ロングでもショートでもプラスのスワップポイント

驚くべきことにGemForexには、ロングポジションを保有しても、ショートポジションを保有しても、どちらのスワップポイントもプラスという通貨ペアがあるのです。これだと両建てした場合、どれだけ為替相場の変動が激しくても、為替差損が膨らんでストップロスになるという事態は起こりませんし、確実にスワップポイント分だけ毎日利益を確保することができるわけです。しかも同一口座の両建てでできるわけですから、禁止トレードでもありません。GemForexが推奨しているスワップアービトラージとは、まさにこの取り引き方法のことになります。

ちなみにスワップポイントは各FX業者によって計算式が異なりますから、同じ1Lot(10万通貨)を保有していても毎日得られるスワップポイントはまったく違います。GemForexの場合だと、スワップポイントの計算式は、「100,000×最小ポイント数×金利数×換算レート×通貨量(Lot)」と公式ホームページで公表されています。例えば米ドル/日本円(USD/JPY)だとロングポジションの金利数が+0.247で、ショートポジションの金利数が+0.287です(2019年9月24日時点)。1ドル107円だとして1Lot(10万通貨)を保有すると、金利数はロングポジションとショートポジションを合わせて0.534となり、1日およそ57円のスワップポイントを受け取ることができます。GemForexはレバレッジが最大で1000倍ですから、1ドル107円で10万通貨を保有するのに必要な証拠金は10,700円。その2倍で両建て可能です(両建てすると証拠金維持率0%と表示されますが、強制ロスカットはされません)。

1日57円の利益とはわずかなものですが、安定して稼げる点が大きなメリットです。しかも仮に10Lot(100万通貨)を保有していれば、1日に得られるスワップポイントも10倍になりますから570円です。そうなると30日間で17,100円。365日で、208,050円になります。もちろんその期間、必要証拠金は固定されてしまいますが、日本の銀行に預金するよりはるかに高い利息を得ることができます。不労所得としては充分な金額です。

この場合、同一口座両建てのリスクはあるのか?

ちなみにGemForexの同一口座両建てで、スワップアービトラージを行った場合、まったくリスクはないのでしょうか?スワップトレードの場合、ボックス相場であれば何の心配もないのですが、強いトレンドが発生した際に大きな損失が発生します。しかしGemForexのスワップアービトラージだと両建てしていますので、いくら変動しようがまったく問題ないので、死角はほとんどありません。

ただし気をつけなければならないことがひとつだけあります。それは「変動スプレッド」だという点です。オールインワン口座であれば、米ドル/日本円(USD/JPY)の平均スプレッドは1.2pipsですから、1Lotで両建てした瞬間に1,200円の損失が生まれます。これが10Lotだと12,000円です。ですから10Lotで両建てした場合、スワップポイントの利益が12,000円分になって初めて収支がゼロ。利益が出るのはこれ以降ということになります。つまり初期段階でその含み損に耐えられるだけの余裕がないと、強制ロスカットになってしまうのです。

問題は、このスプレッドが広がるタイミングがあることです。日本時間の朝方のオープン時やアメリカの重要経済指標が発表された直後などは、スプレッドが6.5pipsまで広がるケースもあります。広がったスプレッドは時間が経過すると元に戻るのですが、その間は含み損が5倍以上になりますので注意が必要です。このタイミングでエグジットしてしまうと、積上げてきたスワップポイントの利益が吹き飛びますし、余剰金がギリギリだとスプレッドが広がった瞬間に強制ロスカットになってしまう可能性もあります。スプレッドが広がっても耐えられるだけの余剰金は必要ですし、エグジットする場合はスプレッドが狭いタイミングを見計らって行うといいでしょう。

資金に余裕があるのであれば、GemForexの同一口座両建てだと安定して稼ぐことができます。FXの売買をするとどうしても損失ばかりになってしまい悩んでいるのであれば、おすすめのトレードになります。