海外FXで活かす両建て取引とは
海外FX業者の規約を読んでいますと両建てによる禁止事項が多く書かれています。しかし両建てでしかも証拠金がかからないという機能を実装している業者は多いものです。それでは一体どういうことに利用すれば問題はないのでしょうか。今回はそんな真の両建て取引法について考えてみることにします。
同じ業者に2つの口座を作り同額の売りと買いポジションを作るのはダメ
ハイレバレッジを提供する海外のFX業者が両建てでまず禁止しているのは、同じ業者で2つの口座を開設してそれぞれ別々に同額の売りと買いのポジションをつくって放置しておき、動き出した方のポジションをいかして反対のポジションは適当に損切したりゼロカットに引っかかるまで放置しておくといった実に怠けた取引法です。一部の海外FXにおけるハイレバ取引手法の説明サイトではこうしたやり方が公然と紹介されていますが、これは完全に禁止規定に引っかかるもので、さらに言えば業者をまたいで異業者両建ても禁止されているのが実情です。こんなことより業者にも目を付けられないお得な利用法が存在するのです。
損切時に単純損切せずに両建てを使ってみる
ここでご紹介するのはもっと合理的な両建ての利用法です。ハイレバレッジ取引というのは方向を間違ったと思ったとたんにとにかく躊躇なく損切をしませんと放置してもとに戻るの待っていたのでは大変な含み損を抱えることが多くなります。とくに少額の証拠金での取引を行っている場合には含み損がトレードを大きく圧迫することになりかねませんしとにかく一刻を争って損失を限定する損切に動くことが必要になるのです。そんな時にあえて使ってみるのが両建てです。
XMなら両建てに証拠金が必要なく完全にワーク
たとえば888倍のハイレバレッジで有名なXMの場合ですと同額のポジションを両建てにした途端に証拠金がかからなくなります。888倍のレバレッジ環境でドル円を108円レベルで1万通貨ポジションを作りますと1216円程度の証拠金が必要になるわけですが、それが両建てにした途端にフリーに利用できることになるのです。
ドル円で1万通貨保有して想定した方向と逆に動いてしまった場合1円で1万円、10銭でも1000円の損失になるわけですが、総額5万円程度の証拠金だけで売買していたとしたら、間違ったと思った瞬間に損切をしてしまうと当然のことながら証拠金は減額されてしまいます。この時に両建てで反対売買をしますと、まず含み損が確定されることになります。それとともにポジションに使っていた証拠金1216円がフリーの状態になりますので、たとえば30銭の損失で反対売買すれば3000円の損失を抱えながら元の5万円の証拠金を活かして次のトレードをしてくことができるようになるのです。
その後の取引で徐々い利益上げて損失と少しずつ相殺していけば3000円分の損失を取り返すことができてもともとの証拠金を減らすこともなくて済むというのがこのやり方です。
XMの場合ですと両建てにしても10分以上ポジションを保有していれば行きも買えりもXMポイントの対象になりますから、こちらもお得になるのです。
実際にこうした方法を大量に繰り返していますが、XMからは両建てでもなんのお咎めもなく済んでいる状況です。
故意に利益をあげたりポイントを稼いだりするのは問題ですが、こうした状況判断での利用は十分に許容範囲になっているというわけです。
この手のやり方はXMに限らずほかのハイレバレッジFX業者でも両建てに証拠金がかからないのであれば十分に活用可能です。
国内業者では両建ては可能でも片道のコストがかかるケースがありますし、酷いところになると両建て往復分の取引コストがかかり証拠金の相殺勘定にならないところもありますのでこうしたやり方は使えませんが、XMのような業者ならばそれが可能になり、しかも証拠金を無闇に減らさない有効な利用法になるのです。
是非一度試してみてはいかがでしょうか?
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