TitanFXが短期間でなぜここまで人気を集めたのか

TitanFXが短期間でなぜここまで人気を集めたのか

TitanFXの特徴

TitanFXの前身はPepperStone?

FX(外国為替証拠金取引)をする際に、国内の業者ではなく、海外の業者を利用するトレーダーが多い理由は、NDD(ノーディーリングデスク)方式による透明性の高さ、そしてハイリターンを期待できるレバレッジの高さです。

今回ご紹介するのは、そんな海外FX業者の中から日本人トレーダーに大人気の「TitanFX」になります。

しかし、TitanFXは老舗のブローカーというわけではありません。設立は2014年と比較的最近の話です。このわずかな短期間で多くのトレーダーを集めたわけですから、かなりの魅力を持っていることを物語っています。

ただしTitanFXを構成しているメンバーを確認してみると、PepperStoneで役員を務めていたベテランぞろいです。PepperStoneはオーストラリアのFX業者で、低スプレッドや約定力、サポート態勢の充実ぶりなどで日本人トレーダーから人気を誇っていました。しかしオーストラリア金融庁が、日本人トレーダー向けのFX業者撤退勧告を行ったことで、2014年に日本人向けのサービスを終えています。

TitanFXはその後を引き継ぐ形で設立されたというわけです。そのため日本人トレーダーのニーズや、満足度を高める視点に優れています。つまりマーケットの事情もよくわかっていないような状態で新設されたブローカーではなく、日本を知り尽くした敏腕経営者によってリニューアルしたブローカーということになります。人気を集めるのもうなずけます。

TitanFXはどこのライセンスを所有しているのか

TitanFXは2014年にニュージーランド証券投資委員会(NZESP)のライセンスを所有していましたが、オーストラリアに続き、ニュージーランドも日本人トレーダーに対して規制を強化したことから2017年にはニュージーランドのライセンスを解除しています。

TitanFXは500倍という超ハイレバレッジを引き続き日本人トレーダーに提供するために、オフショア市場であるバヌアツ共和国のライセンス(VFSC)を取得したのです。これによってスタンダード口座、ブレード口座の両アカウントの最大レバレッジは500倍を維持できました。

仮に1ドル110円の際に米ドル/日本円(USD/JPY)を10万通貨売買しようとすると、国内のFX業者では最大25倍のレバレッジを効かせても必要証拠金は44万円となりますが、TitanFXではなんと22,000円で取り引きが可能です。それだけ少額からFXを始められるのです。

しかし、超ハイレバレッジを提供している海外のFX業者は他にも多数存在します。TitanFXの魅力は他にもあるはずです。

TitanFXの人気の秘密

スプレッドの狭さに定評

TitanFXには他社が頻繁に行っているようなキャンペーンやボーナスなどがほとんどありません。その分、低スプレッドの実現に力を注いでいるのです。国内のFX業者は規制でレバレッジも制限されていますから、スプレッドの狭さで競争をしています。それが知らず知らず日本人トレーダーに影響を及ぼし、FX業者を選ぶ重要な要素になっています。

もちろん国内のFX業者はDD(ディーリングデスク・相対取引)方式ですから、極限までスプレッドを狭めても他で利益を確保できます。トレーダーの不利になるスリップページやリクオート、ストップロス狩りなど手法はいろいろです。

しかし、透明性の高いNDD方式では純粋にスプレッドが業者の手数料となりますので、やはり海外のFX業者のスプレッドは国内のFX業者よりも広めの設定になってしまいます。そんな中でもTitanFXは、米ドル/日本円(USD/JPY)で1.33pips、ユーロ/日本円(EUR/JPY)で1.74pips、ユーロ/米ドル(EUR/JPY)で1.20pipsという狭さです。

ECNを採用しているブレード口座ではさらに狭く、米ドル/日本円(USD/JPY)で0.33pips、ユーロ/日本円(EUR/JPY)で0.74pips、ユーロ/米ドル(EUR/JPY)で0.20pipsになっています。ブレード口座は1Lot(10万通貨)に対して往復で7ドルの手数料がかかりますので、それを含めるともう少し広くなってしまいますが、ロンドン市場やニューヨーク市場がオープンしている活発な時間帯にはさらにスプレッドが狭くなるというメリットがあります。

このスプレッドの狭さは超ハイレバレッジでスキャルピングをしたいトレーダーには魅力的です。TitanFXはスキャルピングを禁止トレードに指定していないので、思う存分取り引きすることが可能です。

他社では取り引きしない期間が長くなると、休眠口座となってボーナスが消滅したり、口座維持費がかかったりしますが、TitanFXは長期間放置していても休眠口座や凍結口座になる心配がないので、サブ口座としての利用価値も非常に高いと人気です。

約定のスピードが速い

TitanFXは約定速度が速いことでも有名です。Equinix NY4ファイナンシャルデーターセンターにサーバーがあるため、レイテンシ(データが転送される時間差や遅延)が短く、重要な局面でサクサク約定できるのが、TitanFXの大きなメリットになっています。逆にレイテンシが長いとスリップページの発生や、約定拒否などに繋がりますので、TitanFXは利益を出しやすい環境といえるでしょう。

また、TitanFXで取り引きをしてみたくなったら、クイック口座ですぐに取り引きを始められるという特徴があります。身分証明書や住所証明書がなくても口座を開設し、売買できるのです。もちろん出金する際には、本人確認の手続きが必要になりますが、まったく時間をかけずにTitanFXで超ハイレバレッジの取り引きができるというのは、海外FXが初めてのトレーダーにとってはハードルが低いのではないでしょうか。

日本人向けのサポート態勢もしっかりしており、チャットは平日24時間対応しています。このようなリアクションの速さもTitanFXが人気を集めている理由のひとつでしょう。

2017年よりbitwalletによる入金や出金のサービスを開始しており、コストを抑え、迅速に入出金することができます。様々な部分でとてもスピーディーだという点がTitanFXの大きな魅力であり、日本人トレーダーから信頼されている点です。

ボーナスなどの面が充実しており人気のブローカーもありますが、仕組みはやや複雑です。ボーナスは出金できなかったり、残高を出金するとその割合に応じてボーナスも減ってしまったりするからです。

TitanFXはそういった複雑なサービスを一切排除して、シンプルでわかりやすいサービスを追求して提供しています。もともとクロス円の種類の豊富さには定評がありましたので、今後MT4だけでなくMT5もトレードプラットフォームとして利用できるようになれば、さらに人気が高くなり、多くの日本人トレーダーに愛用されるのではないでしょうか。