TitanFXのゼロカットシステムは口座単位になっている

TitanFXのゼロカットシステムは口座単位になっている

以前のTitanFXはゼロカットシステムを導入していなかった

TitanFXのメリット

海外のFX(外国為替証拠金取引)は、国内のFXとは異なり、数百倍や1000倍といった超ハイレバレッジで取り引きすることができます。そのため少額の資金からでも始めることができ、ハイリターンが期待できるのです。今回は数ある海外のFX業者の中から安定した人気を誇る「TitanFX」が、さらに嬉しいサービスの提供を始めた件についてお伝えしていきます。

TitanFX は2013年に創業、日本人トレーダー受け入れは2014年からですから新興ブローカーです。ただし、スタッフがオーストラリア最大のFX業者Pepperstoneを退社したメンバーということもあって、丁寧で信頼できるサービスを提供し続けています。ボーナスの付与やキャンペーンを行わず、その分をスプレッドの狭さや手厚いサポートの実現に費やす一貫した姿勢も高い評価を受けています。24時間日本語サポートがあるのはTitanFXだけです。もちろんNDD方式(ノーディリンググデスク)なので透明性の高い取り引きを行うことができます。

スプレッドはSTPのスタンダード口座よりも、やはりECNのブレード口座の方が狭いです。ブレード口座の手数料は1Lot(10万通貨)の往復で7ドルですから、スプレッドと手数料を合わせたトータルのコストの安さはXMのZero口座に匹敵し、NDD方式としては最狭水準になります。最大レバレッジは500倍となっていて、狭いスプレッドで超短期売買を繰り返すスキャルピングを行うには抜群の環境といえます。

ただし、以前のTitanFXには、海外FXの大きなメリットとされる「ゼロカットシステム」が導入されていませんでした。

2016年2月にゼロカットシステム導入

国内FXでは金融庁の規制があり、どこのFX業者でもゼロカットシステムを導入できません。ゼロカットシステムとは、地政学リスクなどのサプライズが発生して為替相場が急変し、強制ロスカットが間に合わずに証拠金がマイナスになっても、マイナス分はFX業者が負担してくれるという仕組みです。2015年のスイスフランショックの際には一時的に取り引きが停止になったために強制ロスカットが作用せず、多くのトレーダーの証拠金がマイナスになる事態になっています。ゼロカットシステムを導入しているXMといった海外のFX業者を利用しているトレーダーは証拠金以上の損失にはなっていませんが、国内FXにはゼロカットシステムがないため借金返済の追証が発生しています。このようにゼロカットシステムはリスク回避には不可欠のシステムといえるでしょう。

トレーダーからの要望も強かったからなのか、TitanFXでも2016年2月にはゼロカットシステムを導入しています。ちなみにTitanFXのマージンコールは証拠金維持率90%、強制ロスカットは証拠金維持率20%です。基本的にはここまで含み損を抱えると強制的に損失が確定し、エグジットとなりますが、ゼロカットシステムがあることで、仮に何かしらのサプライズやトラブルがあっても最悪の状況を回避することができるのです。

ただし、海外のFX業者であれば必ずゼロカットシステムが導入されているわけではありません。FX口座を開設する際には事前にしっかりと確認しておく必要があるでしょう。ちなみにトレーダーが申請しないとゼロカットされないというケースもあります。TitanFXは自動的にゼロカットされる仕組みです。超ハイレバレッジで取り引きをする際にはやはりあってほしいサービスが、ゼロカットシステムでしょう。

しかも2019年になって、TitanFXはさらにトレーダーにとって有利なゼロカットシステムに変更しました。はたしてどのような変更があったのでしょうか?

TitanFXのゼロカットシステムの変更は大きなメリット

2019年3月よりゼロカットシステムが変更

2019年3月11日、TitanFXから正式な発表がありました。ゼロカットシステムについて、これまで「ユーザー単位」だったものが、「各口座単位」に変更になったという内容です。「それって何か違うの?」と思われるかもしれませんが、これはトレーダーにとっては大きな違いです。特にTitanFXで複数の口座を開設しているトレーダーは、これまでの不安が軽減することになりました。これまでのゼロカットシステムと、今後のゼロカットシステムでは具体的に何が異なるのか確認してみましょう。

TitanFXは個人で6口座まで開設することができます。スキャルピング用のブレード口座を開設したり、その他の通貨ペアはスタンダード口座でスイングトレードといった使い分けが可能です。これまでのゼロカットシステムだと1ユーザー単位でしたので、スキャルピング用のブレード口座で大きな含み損を抱え、証拠金がマイナスになった場合は、他の口座の資金で補填することになっていました。それでも証拠金がマイナスになる場合のみ、ゼロカットシステムが適用されるということになります。つまりすべての口座の資金が完全にゼロになってしまうということです。

それでは新しく変更になったゼロカットシステムだとどうなるのでしょうか?この場合、仮にスキャルピング用のブレード口座で大きな含み損を抱え、証拠金がマイナスになった場合でも、そこでゼロカットされます。マイナス分はTitanFXが負担してくれるので、口座はリセットされるのです。別の口座も開設していて、そちらに資金があっても補填に使われることがありません。

相場の急変はいつ何時起こるかわかりません。まさかの事態に備えて口座を複数開設し、資金を分散させて取り引きを行っておけば、充分なリスクヘッジができるようになったということになります。こうなると複数の口座を開設しておいた方が確実に有利です。

ただし禁止トレードには注意が必要

TitanFXのゼロカットシステムがより便利になったことで、そこをうまく有効利用して利益を積み上げようと考えるかもしれません。「別々の口座での両建て」です。これまでのケースだと、Aの口座とBの口座で同じ通貨ペアのロングとショートをそれぞれ同じポジション量保有していて、相場が急変した際にAの口座では大きな含み益となりますが、Bの口座ではゼロカットされるとすると、この場合、Aの口座の利益がBの口座の損失に補填されるため、両建ての効果はありませんでした。

しかし、今後は口座単位のゼロカットシステムになりますので、Bの口座がゼロカットされてもAの口座の利益が補填に使われることはありません。例えば50万円両建てして、Aの口座で100万円の利益が出て、Bの口座は100万円の損失となっても、証拠金は50万円しかりませんからマイナス50万円はゼロカットされます。これで収支はプラスです。(あくまでも為替相場が急変した場合で、通常であればゼロカット以前に強制ロスカットになります)

この別々の口座での両建てについて、TitanFXははっきりと「禁止トレード」と位置づけています。つまりこのトレード手法で利益を出しても出金拒否、さらに口座凍結のリスクがあるということです。重要な経済指標発表前に両建てして、ギャンブルトレードを行ったら簡単に把握されてしまいます。TitanFXを利用する場合は、別々の口座での両建てはしないように注意してください。あくまでもリスクヘッジの観点から新しいゼロカットシステムを有効利用していくべきでしょう。

もともとTitanFXの確実で信頼性の高いバックオフィス運営は好評でしたから、今回のゼロカットシステムの変更でさらに利用者は増えるのではないでしょうか。より安心感のある海外FXを行っていきたいのであれば、TitanFXはおすすめのFX業者になります。