AXITRADERのホワイトラベル、MYFX Marketsとは

AXITRADERのホワイトラベル、MYFX Marketsとは

MYFX Marketsの特徴

最大レバレッジは400倍

国内のFX(外国為替証拠金取引)は、規制強化のために最大レバレッジ引き下げの検討会が2019年も開かれています。現在の25倍という最大レバレッジは、10倍になる可能性があるのです。

そのため海外のFX業者で取り引きを始めるトレーダーも増えてきています。海外FXであれば国内の規制の影響を受けずに、数百倍という超ハイレバレッジでの売買が可能だからです。

しかし、海外には千を超えるFX業者があり、どこで取り引きすべきなのか選択には悩みます。中には無許可ブローカーも混じっており、安全面で不安な部分もありますので、慎重に検討する必要があるでしょう。

今回はおすすめできる海外FX業者の中から、「MYFX Markets」についてお伝えしていきます。2013年に設立された「MYFX Markets Pte Ltd」によって運営されており、狭いスプレッドを提供しているブローカーとして日本人トレーダーから注目されています。

MYFX Marketsのアカウントは2種類あり、どちらも「最大レバレッジが400倍」となっています。強制ロスカット水準も20%と低く設定されているので、実効レバレッジも高水準を維持できます。超ハイレバレッジでも、強制ロスカット水準が高いとポジション量を増やしにくいのでFX業者を選ぶ時は注意が必要です。

仮に不測の事態が発生しても、MYFX Marketsではマイナスとなった証拠金の追証は発生しません。ただし、リセットするためにはサポートセンターに入金することを伝え、実際に入金しなければいけません。他社のゼロカットシステムとは少し変わっているのも特徴のひとつです。

スプレッドは、スタンダード口座だと米ドル/日本円(USD/JPY)で1.1~1.4pipsほどで、プロ口座だと0.0~0.2pipsほどです。ただし、プロ口座は手数料が1Lot(10万通貨)で往復7ドルかかります。スプレッドはプロ口座の方が有利ですが、入金額が1,000ドルとやや敷居が高く、取り引きの最小単位も0.1Lot(1万通貨)となっていますので、少ない資金から始めるのであれば、入金が200ドルからで、最小単位が0.01Lot(千通貨)となっているスタンダード口座の方がハードルは低く、始めやすくなっています。

クレジットでの入金では手数料がかかる?

入金の手段として一時期、MYFX Marketsではクレジットカードの利用が停止していましたが再開されました。2019年3月31日までが手数料無料と告知されていましたので、4月以降は手数料がかかるという予想もありましたが、「最終的には手数料は無料」となっています。クレジットカードからの直接入金については手数料がかからないので、心配いりません。

利用できるクレジットカードはVISAとMasterCardになりますが、bitwalletを経由することでAMEXやDinersといったクレジットカードも使用可能です。

出金に関しては、AML規制があるため、クレジットカード入金額まではクレジットでの出金のみです。利益分は海外送金になり、リフティングチャージの他にMYFX Marketsに2,000円の手数料を支払う必要があります。合計で6,000~7,000円の手数料になってしまうので、コストを抑えるためにもbitwalletでの出金がおすすめです。こちらだと手数料が824円しかかかりません。bitwalletで入金していれば利益分もbitwalletで出金できるので便利です。

ちなみに入金手段として国内銀行を利用する手段もありましたが、2019年2月で終了しています。

入金、出金についてはどこのFX業者も変更されることが多いので、サポートセンターに問い合わせるなど、最新の情報を確認してからFX口座を開設することが大切です。

AXITRADERのホワイトラベル

ホワイトラベルとは

MYFX Marketsの大きな特徴のひとつが、「AXITRADER」のホワイトラベルという点です。

小さなFX業者や新設のFX業者は知名度も低く、信頼性もアピールしにくいのでユーザーの獲得には苦労します。そこで知名度の高い大手企業と提携し、名前を借りるのです。他の企業のラベルを貼っていることからホワイトラベルと呼んでいます。

もちろん名前を貸す大手企業も、怪しい業者を相手にしたりはしないでしょう。自分たちの企業の名前を汚さないかどうか、経営状態をしっかり確認してから名前を貸しているでしょうし、定期的にチェックはしているはずです。つまり名前を貸している親会社が信頼性を証明していることになります。

その点において、AXITRADERはオーストラリア有数の大手FX業者です。かなり審査の厳しいオーストラリア証券投資委員会(ASIC)のライセンスを所有しています。最も信頼できるFX業者として2017年にMost Reliable Forex Brokerを受賞しているほどです。

MYFX Markets自体はASICのライセンスではなく、オフショア市場のモーリシャス共和国のライセンス(FSC)を所有しているのですが、AXITRADERのホワイトラベルということでFSCのライセンス以上の信頼性があります。

MYFX MarketsはなぜAXITRADERのホワイトラベルなのか

それだったらMYFX Marketsではなく、AXITRADERを利用してFXをした方がいいのではないかと考える方もいるでしょう。しかしそれはできません。金融庁の要請を受け、AXITRADERは2014年5月に日本人向けのサービスを終了しています。

この際にAXITRADERは公式サイトを通じて、顧客に対してMYFX Marketsへ移行することを推奨しました。そのためMYFX Marketsは、AXITRADERのサービスを受け継いだ形になっています。MYFX Marketsも当初はオーストラリアのライセンスを所有していましたが、日本人トレーダー向けにサービスを継続するため、ニュージーランドのライセンスに変更し、さらにモーリシャス共和国のライセンスへと変更しています。それだけ金融庁の圧力が強いということがいえます。

MYFX Marketsは、日本人トレーダー向けのAXITRADERということです。これがMYFX Marketsが、AXITRADERのホワイトラベルである理由です。

海外のFX業者を利用して取り引きすることは違法ではありませんが、お金の流れが掴みにくくなるので税収面も考慮して金融庁は海外のFX業者を名指しで警告することがあります。金融庁はなるべく国内FXでトレーダーを囲っておきたいのです。ですから大手のFX業者も警告の対象になっていたりするのですが、MYFX Marketsは上手にかわしています。

その象徴が公式ホームページです。日本人向けの割にすべて英語の表記になっており、表面上では日本人向けに見えません。しかし、ログインしてマイページからは日本語表記になりますし、日本語でのサポートも充実しています。チャットだけでなく、日本語でLINEの問い合わせも可能です。英語ができなくてもまったく問題なく取り引きができるのです。

このようにMYFX Marketsは、大手のホワイトラベルがあることから安心して取り引きできますし、スプレッドも狭く、約定の速度も定評があります。ボーナスやキャンペーンは少ないものの、それを上回るメリットがありますので、海外FXに挑戦するのであればぜひ口座を開設しておきたいFX業者でしょう。