TradersTrustは200万円以上入金するとお得といわれる理由

TradersTrustは200万円以上入金するとお得といわれる理由

TradersTrustの特徴

日本人トレーダー向けはTTCM BM

FX(外国為替証拠金取引)は、国内のFX業者だけではなく、海外のFX業者も利用することができます。海外には個性豊かなFX業者が多く存在しますのですが、なかなか詳細を知る機会は少ないのではないでしょうか。今回はその中から「TradersTrust」についてご紹介していきましょう。

2009年創業の「Traders Trust Capital Markets Limited」(TTCM)は、キプロスのライセンスを所有していましたが、ESMA規制の中でこれまでのサービスを日本人トレーダーに継続して提供するために2018年にTTCM BMを別法人として設立しました。そして2019年1月より日本人トレーダーに対しバミューダー共和国のライセンスへの口座への切り替えを告知しています。

これによりキプロスライセンスを所有するのは、欧州向けのTTCM CY。バミューダーライセンスを所有するのは、日本人向けのTTCM BMと分かれていますが、ここではTradersTrustの表記で統一していきます。

TradersTrustの大きな特徴は、すべての注文が平均100ミリ秒以内に処理されるという「約定スピード」と、「業界最狭水準のスプレッド」を提供していることでしょう。その点ではスキャルピングといった超短期売買のトレーダーに適しているFX業者といえます。

もちろん海外FXでは定番となっている「ゼロカットシステム」も採用していますので、超ハイレバレッジの取り引きの中で、証拠金がマイナスになっても損失はTradersTrustが負担してくれます。TradersTrustでは、ゼロカットシステムとは呼ばず「ネガティブバランス保護機能」と呼んでいる点も特徴的です。

最大レバレッジは500倍

TradersTrustの基本的なアカウントは2つです。ひとつは「クラシック口座」で、こちらは最低入金額が5,000円です。スプレッドについては米ドル/日本円(USD/JPY)で1.8pipsですから狭いとはいえません。

レバレッジは最大で500倍、強制ロスカットの水準は証拠金維持率の20%ですから、スプレッドはやや広いものの、国内FXでは味わえない超ハイレバレッジを少額から始めていきたいトレーダーにはちょうどいいでしょう。最小取り引き単位は0.01Lot(千通貨)になっています。

もうひとつは「プロ口座」で、こちらは最低入金額が2万円となっています。スプレッドのついては米ドル/日本円(USD/JPY)で0.8pipsとクラシック口座よりもかなり有利に設定されていますが、別途手数料がかかり1Lotで往復600円です。ただしスプレッドと手数料と合算しても1.4pipsですから、やはりクラッシック口座よりもコストをかけずに取り引きができます。

TradersTrustで注意しなければならないのは、入金、出金時に余分な手数料がかかることがあるということです。入金は国内銀行送金、クレジットカード、ビットコイン、bitwalletなど選択できますが、2万円以内の入金の場合は1,500円の手数料が発生します。

出金時にはより注意が必要で、取り引きの往復回数が入金回数×10回を下回る場合は、出金額の5%が手数料として引かれてしまいます。スキャルピングであれば取り引き回数が多いので問題ないでしょうが、スイングトレードなどの中期売買のトレード手法の場合は確認が必要でしょう。さらに2万円以下の出金は一律1,500円の手数料がかかります。どちらにも該当するケースはダブルで手数料を支払うことになりますので、注意してください。

ちなみに国内銀行送金は入金のみ、クレジットカードの出金は入金額まで、利益分はbitwalletやビットコインでの出金ができる仕組みになっています。

TradersTrustにはVIP口座がある

VIP口座のメリットとは

しかし、業界最狭水準のスプレッドを提供しているという宣伝の割には、クラシック口座、プロ口座共にそこまで狭いスプレッドにはなっていません。というのも、TradersTrustには実はもうひとつのアカウントが存在するのです。それが「VIP口座」です。

VIP口座のメリットはとにかくそのスプレッドの狭さになります。米ドル/日本円(USD/JPY)で0.4pips、ユーロ/米ドル(EUR/USD)で0.3pips、ユーロ/日本円(EUR/JPY)で0.5pipsです。プロ口座同様に別途手数料がかかりますが、1Lotで往復300円ですのでプロ口座の半額という設定です。つまり手数料を考慮しても、米ドル/日本円(USD/JPY)で0.7pipsですから、プロ口座よりも圧倒的にスプレッドは狭いのです。

これは海外FXの最狭水準といっても過言ではありません。国内FXはDD(ディーリングデスク・相対取引)方式ですから、限界までスプレッドを狭くしても、トレーダーに不利になるような意図的なスリップページなどで利益を確保できますが、TradersTrustはNDD(ノーディーリングデスク)方式です。国内FXのような裏では呑み行為を行っているような不透明な環境ではなく、透明性の高い環境を提供しながら、このスプレッドの狭さはまさに驚異的です。

TradersTrustのアカウントの中では、明らかにVIP口座が有利ですが、VIP口座で取り引きするためにはある条件を満たす必要があります。いったいどんな条件なのでしょうか?

VIP口座の条件

VIP口座で取り引きをする条件はいったってシンプルです。「最低入金額200万円」を満たすことです。シンプルですが、ハードルはかなり高いといえます。さすがVIP口座です。

資金に余裕があって、超ハイレバレッジでスキャルピングをしたいトレーダーにはかなり恩恵があるのではないでしょうか。ただし、最大レバレッジは200倍まで引き下げられます。それでも国内FXの最大レバレッジ25倍と比較すれば大きな差がありますので、高いリターンを期待できるでしょう。

強制ロスカットの水準は高くなり、マージンコールが証拠金維持率80%、強制ロスカットは50%となります。最大レバレッジを利用して限界までポジションを保有すると、あっという間に強制ロスカットとなりますので、実効レバレッジは100倍以内と考えて取り引きしていく必要があるでしょう。

VIP口座でも0.01Lot(千通貨)から売買ができますので、少額でスキャルピングを行うのであれば、無理してでも200万円入金して狭いスプレッドの中で取り引きした方が利益は出しやすくなります。200万円入金しても、20万円くらいの証拠金で取り引きしていても問題はありません。スプレッドの狭いFX業者で海外FXをしたいというトレーダーには、TradersTrustで200万円入金してFXをすることをおすすめします。

ただし、入金した以上は取り引き回数に注意しなければ、出金時に出金額の5%が手数料として引かれてしまいます。200万円の5%だと10万円なので、かなり大きな損失になります。入金したら入金回数×10回以上の売買は行ってから出金してください。最小Lotで何回か往復すれば充分にクリアできるはずです。

ということで、「TradersTrustでFXをするのであれば、200万円入金した方がお得」ということがはっきりしました。これがTradersTrustの一番の特徴です。

このように各FX業者のメリットをしっかり把握してから、どのFX業者で取り引きをするのかを決めていくと、自分のトレードにあった理想的な環境でFXができますよ。他のFX業者についてもよく調べてみてください。