XMのボーナス口座とキャッシュバック口座を使いこなすには

XMのボーナス口座とキャッシュバック口座を使いこなすには

XMで口座開設する場合、直接同社の日本人顧客対応のXMTrading公式サイトにアクセスし口座開設や入金ボーナスが付与される口座を開設するのが一般的ですが、それとは別にIB(Introducing Broker)を通じて自らの取引量に応じてキャッシュバックが得られる口座を開設するという方法も存在しています。多くの個人投資家はどちらを選択するのがお得なのかと判断するわけですが、実は両方ともいいところどりをすることが可能になるのです。今回はその最適な方法についてご紹介していくことにします。実はこの方法は様々なサイトでも紹介されていますが、最適な方法は取引条件や環境の変化で微妙に変化しつつあり、実際に利用してみた経験をもとにした最善の方法を選択することが必要になります。ここでは2019年7月現在のベストプラクティスをご紹介したいと思います。

まずはボーナス口座とキャッシュバック口座の違いを知る

XMのボーナスが付与される口座はまさに直接XMTradingのサイトから口座開設することで利用できるもので、口座開設ボーナスをはじめ、入金に対して総額5000ドルの20%ボーナス、さらに時限的に提供される500ドル程度の100%ボーナスなどのクレジットの付与が得られるものになります。入金ボーナスはすべて使い果たしてしまいますと終了ですが、過去には交渉することによって再付与されるといったこともあり、結構柔軟なプログラムとなっているようです。

一方キャッシュバック口座はIB業者経由で口座開設することで自らが取引した量に合わせてスプレッドの一部分をキャッシュバックしてくれる仕組みになっており、その代わりにボーナスプログラムは適用にならないのが特徴となっています。国内では極端に狭いスプレッド提供をする店頭FX業者が当たり前になっていますが、このキャッシュバック口座を利用すれば取引コストを大きく下げることができるのが大きなメリットであり、TariTaliなどのIB業者経由でキャッシュバックされるケースとXMの売買プログラム上で自動的にキャッシュバックが行われるケースのどちらかを選択することが可能となるのです。

実は多くの方がこの2つの口座は二者択一でどちらかを選ぶしかないと考えていらっしゃるようですが、実は両方とも開設は可能になります。

別々のIPアドレスから口座開設すれば二つの口座を保有可能

このボーナス口座とキャッシュバック口座を両方とも利用したいと思うのならば、一番簡単なのは全く別々に口座開設することになります。XMの場合顧客の名寄せ管理は独特で氏名や住所という属性管理ではなくIPアドレスをベースに行っているのです。したがって夫婦が別の口座を同一のパソコンの固定IPアドレスから開設しようとしてもリジェクトされることになりますが、同一人物が別のIPアドレスからアクセスして口座開設をした場合は認められるというなかなか興味深い管理方法を適用しています。

たとえば一つの口座は自宅の固定インターネットから、もう一つはモバイルインターネットから申し込めば二つ並立してボーナス口座とキャッシュバック口座を獲得することは可能になるのです。

こうした2つの口座を開設した場合次のような利用法があります・・・

  • 公式口座に入金してボーナスをゲット
  • クレジットボーナスを利用してトレードし利益を獲得
  • その後キャッシュバックサイトに資金を移動させて取引を開始トレード量に合わせてキャッシュバックを得る

というお得な方法を実現できることになるのです。

bitwalletの出金廃止でまったく別の2つの口座の効率的資金移動は不能に

しかしこのやり方に大きな問題が起きています。それはbitwalletを利用して利益部分の資金を一旦XMから取り出すことができなくなってしまったこどで、二つの口座間の資金の移動をすべて一旦海外送金で日本の銀行口座に戻して、再度それをもう一方の口座に入金しなくては資金が移動できなくなってしまったのです。

これまでならば上記のようにボーナス口座で自己資金とクレジットボーナスを合算利用して取引をし、それによって得られた利益をbitwallet経由でキャッシュバック口座のほうに移動させてさらに大きな取引をしキャッシュバックを得るといった双方の口座のメリットを最大限い引き出す方法があったのですが、突然このやり方ができなくなってしまったのです。

今できる最善の策は8つまで追加可能な口座を有効利用すること

したがって現在こうした2つの口座を確保するためにはまず公式口座を開設し、追加でTaliTariのようなIB経由でキャッシュバック口座を開設するしか方法がなくなってしまいました。

幸いなことにXMでは最大一つの口座開設で最大8つまで口座を追加開設できますので、こちらを使うことになります。

しかしこの追加口座の利用は順番ややり方を間違いますとボーナスも失ってキャッシュバックもされないという最悪の状況に陥りますので、しっかり正しい利用を履行することが必要となります。

まずは次の約束をしっかり覚えることが必要です。

  1. ボーナス口座からキャッシュバック口座に資金移動するとボーナスは移動資金の割合により消滅~全額移動させればボーナスは全額消滅
  2. 追加で開設したキャッシュバックサイトに直接入金しても一切ボーナスを受け取れない
  3. XMP(XMポイント)はどの口座を使っても共通して累積的に蓄積可能
  4. 但しXMPは10分以上ポジションを保有しないと付与されない
  5. キャッシュバックサイトのポジションは5分以上保有しないとキャッシュバックの対象にはならない
  6. 証拠金のボーナス利用割合に応じてキャッシュバックは減額される
    (つまりキャッシュバックサイトではできるだけXMPをボーナスとして取り込んで使うべきではなし)

こうした状況を勘案してほかのサイトではベストな方法として4つの口座を開設するこをとお勧めしているところもあります。

  • 1番目はボーナス口座の開設
  • 2番目は追加でキャッシュバック口座を開設
  • 3番目はXMPを維持するためにマイクロ口座を開設
  • 4番目はXMPからボーナス付与を行けるための専用口座開設

たしかに理論的にはこうした4つの口座を設けるのが適切のように見えます。

ただし、実際に利用してみますとそうはいかないのは、こんなに口座を使いこなすことができるのかという問題にぶち当たることになります。

3か月間取引しませんとXMでは休眠口座扱いになりますので個別の口座ごとに毎月5ドルの口座維持管理料をとられますので、資金を入れたままにしておけないことになります。また口座残高がゼロになったまま90日間放置しておきますと口座は凍結されてしまいます。

つまりボーナスとキャッシュバックの最適化という視点だけで4つも口座を開いて本当にリアルな取引で使いこなせるのかという問題がでてきてしまうのです。

この4つの口座は表面上はよくできているように見えますが、実際に取引したことのある人が考えたのかどうかはかなり疑わしい内容といえます。

むしろ次のような方法を利用されることをお勧めしたいと思います。

現状におけるベストプラクティスとなる利用法はずばりこちら!

少ない資金ならマイクロ口座のボーナス口座と追加でキャッシュバック口座開設の2つを利用

まず10万円前後の少額の資金で888倍を利用して取引することが前提となるのであればボーナス口座も追加のキャッシュバック口座もマイクロ口座を開設するのがお勧めになります。実際スタンダード口座でも1000通貨単位から取引が可能ですからマイクロ口座にするのとスタンダード口座にするには違いはありませんが、とにかく最小の取引ができる環境を整えることができれば休眠口座になることはほとんど考えらません。

この場合、最初に公式のボーナス口座を開設し、ボーナスと自己資金を利用して証拠金を増やしたところで資金をキャッシュバックの追加口座のほうに移して本格的なトレードを行うのが定石となります。

追加の資金は入金ボーナスがなくなるまでとにかくボーナス口座のほうに常に入金するところからはじめることになります。

XMP(XMポイント)についてはボーナス口座からキャッシュバック口座に資金を移動してボーナスが消滅したときに新にボーナスポイントとしてボーナス口座に付与されるようにします。現金に換金することも可能ですが、金額がかなり小さくなりますのでやはりボーナスとして利用するのがお勧めになります。

ちなみにボーナスポイント9000XMがあるのならばボーナスなら3で割って3000ドル分のボーナスとなりますが、現金にしますと40で割りますのでたったの225円になってしまい利用価値は激減します。XMPをボーナスとして活用することにより失われたボーナスは常にXMPから補填されることになります。

逆にキャッシュバック口座のほうには一切ボーナスが混じりこまないようにして、すべての取引のキャッシュバックが完璧に履行されるようにしていきます。こうすれば最低限ボーナス口座とキャッシュバック口座2つだけでやりくりができるようになり、わざわざXMP確保の口座やXMPボーナス運用のための専用口座を開設する必要はなくなります。

さらに口座を追加する場合にはボーナスやキャッシュバックのこと以外に通貨ペアごとに取引口座を別けることを考えるのがお勧めになります。

たとえばドル円とユーロドルの取引口座をあらかじめ分けておけば万が一大きな損失がでても個別の通貨ペアごとにゼロカットシステムの履行で証拠金以上の損失がでませんし複数の通貨の取引をしたときにもほかには影響がでないので非常に安全に取引が可能となるのです。確かにボーナスやキャッシュバックは重要ではありますが、まず考えなくてはならないのは適切な取引のほうですからすべての口座管理でそれだけに気をとられてしまうと本末転倒ですし、結局うまく使いこなせないという問題が生じることになってしまうのです。

100万規模の証拠金で勝負するならスタンダード口座を利用

もともとXMは証拠金総額が2万ユーロ(ほぼ200万円)を超えますと888倍のレバレッジは200倍に自動的に下落することになりますから888倍を有効活用するのなら証拠金として初期投入できるのは総額でも100万前後が望ましくなります。

この場合には開設する口座はボーナス口座でもキャッシュバック口座でもスタンダート口座を選択していくことになります。

スタンダート口座は1ロット10万通貨からになりますが、実際には0.01の1000通貨から売買可能ですからXMPを確保するために最低限の取引をする場合でもこれでうまく維持することが可能になります。

口座をさらに追加するなら、やはり通貨ペア毎の管理のために利用されるのが本筋であろうと思われます。XMなら最大8口座まで保有できますので、ボーナス口座、キャッシュバック口座のどちらを追加するかをよく考えて進めていくことが肝要になります。