海外FXハイレバ口座とスキャルピングの親和性について
海外FXはなんといっても国内業者には存在しないハイレバレッジの取引が人気で国内から海外FXを利用する個人投資家は少なからずハイレバレッジでの取引を行うのが当たり前になっています。このハイレバレッジ取引はとにかく少ない証拠金で利益を上げる機会に恵まれますのでたしかにしっかり利益をとれるトレードができればこんなに効率のいいものはなく、10万円の資金でも極端な話毎日10万円の利益を上げるのも夢ではありません。
しかしながら損失がでればレバレッジは1倍でも1000倍でも同じで、ドル円1万通貨を保有して想定していたのと逆さまの方向に動けば1円の動きで1万円簡単に損失がでてしまうことになります。したがって含み損が発生しはじめたらとにかく相場が元に戻るといった神頼みの手法で取引していたのでは損失は増えるばかりで、ほとんどの証拠金を失いかねない状況になってしまうのです。こうしたことからハイレバレッジ環境でのFX取引はこの特別な取引環境にあわせたものにする必要があるのです。
スキャルピングは取引リスクを下げる手法
様々なチャートを組み合わせて最適なポイントでエントリーすることを狙っても10回取引すればどんな人でも2回や3回は失敗するのがFXの特徴です。これを闇雲にトレードしたのでは上がるか下がるか5割の確率の取引でもその成功率はさらに下がることになってしまいます。そこで多くのトレーダーが利用している手法がスキャルピングなのです。このスキャルピングではもともと5銭から10銭程度の利益をとるために売買する手法ですからトレードをしていても間違ったとトレーダー自身がすぐに気づくのが大きなポイントでやられないうちに孫切りをして再度エントリーを狙うようにすれば大きくやられて大変の証拠金を失うということがないのがメリットになります。
株の場合は安いタイミングで仕入れてそのまま保持し続ければ長い期間取引することで大きな利益を上げることができる投資商品ですが、残念ながらFXは長時間ポジションを保持していたから利益が上がるものではなく、むしろ変動の多い相場に長時間滞在していることによって相場のセンチメントが変わりむしろ損失が増えることすらある点が株とはかなり違うポイントになります。
相場の流れが変わるのはメインプレーヤーが交代する時間帯ごとに現れることにあなります。東京タイムとロンドンタイムでは正反対の動きになることもありますし、さらにNYタイムなるとまた流れが変わるということは日常茶飯事です。そんなときに大きな助けになる手法がスキャルピングなのです。
とくに損失がではじめると短時間で非常に大きなものになりやすいハイレバレッジの取引とスキャルピングは非常に相性のいいものということができるのです。
億を稼ぐトレーダーでもスキャルパーは多い
このスキャルピングトレードを専門にするトレーダーのことをスキャルパーなどと呼ぶことがありますが、国内の業者を利用して億単位の利益を稼ぐ人たちの中にもスキャルピングを主体とする取引をする人が非常に多くなっています。
やはりこの理由は同じで、大きな枚数の取引をするにしても短時間で決着をつけてひとつひとつのトレードの勝負をあとのトレードにその影響を残さないことがかなり大事になっているのです。取引回数が増えるとそれだけ取引リスクが大きくなるのでスキャルピングは儲からないなどという人もいますが、手法は人それぞれでスキャルピングでも十分に利益を確保する人はしっかり存在するのです。
FXはすべからく自分ひとりの判断で取引を進めていかなくてはなりません。だれかの真似をしたトレードであっても最終判断は自分しか頼りにはなりませんからスキャルピングは意外に安心、安全な取引手法になっているのです。とくにハイレバレッジという特別な取引環境で生き残るためには相当親和性の高い手法であることをしっかり認識する必要があるのではないでしょうか。もちろん長期にポジションをもってうまく稼げる人がいるのも事実ですが、ハイレバレッジ取引で生き残るためにはそれなりの独自対応技術がどうしても必要になってくるものなのです。
そういう意味ではスキャルピングがうまくなることはイコールハイレバレッジ取引がうまくなるコツでもあるのです。これから海外FXでハイレバレッジ取引に挑戦しようと考える方はまずスキャルピングについてよく理解されることをお勧めします。
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