XM(XMTrading)クレジットを移動する際の注意点
XM(XMTrading)では個人で8つの口座が開設できる
なぜ複数の口座を開設する必要があるのか?
FX(外国為替証拠金取引)を始める際には、複数のFX業者でFX口座を開設するのが一般的です。それはFX業者によって扱っている通貨が異なったり、A社では米ドル/日本円(USD/JPY)のスプレッドが狭いが、トルコリラ/日本円(TRY/JPY)はB社の方が狭いといった強弱があるからです。
扱う通貨ペアによって、より有利な条件を提示してくれるFXの業者を選ぶためには、複数のFX口座を開設しておく必要があります。
しかし、超ハイレバレッジを効かせることができ、日本人トレーダーから絶大な信頼を得ている海外のFX業者「XM」(XMTrading)では、やや話が異なります。こちらではXMTrading内に複数の口座を開設しているトレーダーが多いのです。
個人で開設できる口座は8つになっています。なぜこんなにも口座が必要になるのでしょうか?
ひとつはトレードプラットフォームによって、口座が異なるということが挙げられます。XMTradingでは「MT4」と「MT5」が利用できますが、MT4で口座を開設した場合はMT4しか使えません。MT5を利用したい場合は、MT5で口座を開設する必要があります。ちなみにBitwalletで入金・出金がしたい場合は、MT4のJPY口座限定になります。
さらに「マイクロ口座」、「スタンダード口座」、「XM Zero口座」と3つの口座が用意されており、それぞれの特徴を活かしていきたいのであればそれだけで3つの口座を開設しなければなりません。
MT4も利用したいけど、MT5も使ってみたいとか、スタンダード口座をメインにしていきたいけど、スキャルピングにはXM Zero口座を使いたいとなっていくと、開設する口座が4つ、5つと増えていくことになるのです。ですからXMTradingでトレードしているトレーダーは複数の口座を開設しています。
口座間で現金を移動することは可能
問題は複数の口座に分けてトレードしていると、資金を分散することになりますので、どうしても証拠金維持率が低くなってしまいます。XMTradingの強制ロスカットラインが証拠金維持率20%とはいえ、超ハイレバレッジを効かせているのであれば、やはり証拠金維持率には余裕をもっておきたいところです。
では入金した現金を、口座間で移動することはできるのでしょうか?
もちろん可能です。ひとつの口座はゼロカットになる覚悟でチャレンジトレードに利用し、証拠金維持率を高めにするメイン口座と分けておき、チャレンジトレードで利益が出た分をメイン口座に移すのが有効です。この場合、チャレンジトレードは常に証拠金維持率がギリギリの状態になるでしょう。
これは、XMTradingで利益を出すトレード手法のひとつです。
XM(XMTrading)でクレジットを移動させる際の注意点
XM(XMTrading)にはボーナスがある
しかし、ひとつだけ大きな問題があります。それが「クレジット」の存在です。
XMTradingが人気である理由のひとつに「豊富なボーナス」が挙げられます。口座開設のボーナスに、入金ボーナス、ロイヤルティプログラムによってトレードにもボーナスがあるのです。
特に入金ボーナス(上限5万円)はかなり大きいでしょう。入金額の100%をボーナスとして受け取ることができます。5万円入金すると、5万円分のボーナスがあるということになります。5万円以上でも上限45万円までだと入金額の20%がボーナスになります。
MT4のトレードプラットフォームで確認すると、入金額と利益が残高として表示されているのに対し、このボーナスはクレジットといて別に表示されています。現金とはまったく別の扱いということです。ちなみにこのクレジットは出金することはできません。あくまでも証拠金のために活用されます。
このクレジットの扱いがやや複雑なために、知らずに損をしたと後悔するケースがあります。
例えば、出金すると、その割合に応じてクレジットは減ります。残高が100万円だったとして、60万円を出金すると、60%出金したことになりますので、たまっていたクレジットの60%を消失することになるのです。これは再び入金してもクレジットが復活することはありません。完全に消失です。ボーナスの上限もリセットされることはありませんから、45万円までの入金ボーナスをすでに受け取っているのであれば、もういくら入金してもボーナスは受け取れないのです。
口座間でクレジットを消失してしまう危険性
それでは、XMTradingの口座間でクレジットを移動させることは可能なのでしょうか?
答えはNOです。現金の移動は可能ですが、クレジットだけの移動はできません。しかし、残金をXMTradingの口座間で移動すると、その割合に応じてクレジットも移動する仕組みになっています。
例えば、マイクロ口座の残金が100万円だったとして、ここから80万円をスタンダード口座に移したとします。つまり残金の80%を移動したことになりますので、マイクロ口座のクレジットも80%移動します。これだとひとつの口座にクレジットを集約させることは可能です。
しかし、注意しなければならないことがあります。それはXM Zero口座への移動です。XM Zero口座は他のマイクロ口座やスタンダード口座と異なり、入金ボーナスやロイヤルティプログラムによるボーナスの恩恵がないのです。あるのは口座開設のボーナスだけです。やや特殊な口座になっています。
そのため、マイクロ口座やスタンダード口座からXM Zero口座へ残金を移動させた場合、現金自体は問題なく移動しますが、クレジットは移動できなくなり消失してしまうのです。しかも元の口座に戻って復活することはありません。こちらも完全に消失です。消失してから後悔しても後の祭りですので、事前に仕組みを熟知しておくべきでしょう。
ですから、XM Zero口座への移動だけは慎重になる必要があります。クレジットが残っていれば証拠金維持率をその分だけ高くキープできるのです。これを活用せずに消失させてしまうのはかなりの損失です。
ということで、XMTradingでは、「なるべく出金しない」、「XM Zero口座へは移動しない」というのがボーナスを上手に活用していくコツになるでしょう。せっかくボーナスが充実しているのですから、有効活用してFXの利益を増やしていきたいですね。
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