海外FX業者を困らす個人投資家のカード枠現金化ディール

海外FX業者を困らす個人投資家のカード枠現金化ディール

ここのところ海外FX業者ではこれまで以上にカードからの証拠金入金のプロセスがうるさくなっています。なぜここま細かいレギュレーションが設定されるのかと不思議に思いまいしたが実はカード利用した入金でとんでもないカード利用枠の換金に使っている輩が発生していることがどうやらその大きな原因となっているようで、普通に海外FXにリアルタイム入金して取引をしようとするトレーダーにとってはっ酷く迷惑な状況になりつつあります。

カード利用限度額の換金に海外FXを利用する不届き者発生

ご存知のように海外FXの業者へのクレジットカードによる入金は出金時、アンチマネーロンダリングという性格上同じルートを通って返金扱いで同額出金されるケースがほとんどとなっています。しかしこれを利用すれば若干時間はかかるもののカードで決済して入金した金額が現金で口座に戻ってくることになり、これに目を付けてカードの利用枠を使って現金化してなんらかの支払いの原資に利用しようとする輩が海外FX経由で資金を現金化するという行為が横行しているようなのです。

bitwalletでも同様の事案が発生

これはクレジットカードからの直接決済のみならず、クレジット入金ができるbitwallet経由でも同様の問題が発生しているようでGEMFOREXなどでは一旦bitwalet側の判断で利用が中止になるというケースもではじめています。

GEMFOREXではとにかくカードからの入金分は60日以上出金できないといったルールを導入して厳格な利用を行っていますが、海外FX各社ともにその不正利用に頭を痛めているようで、さまざまなルール改訂が行われつつあります。

HotForexではクレジットカードからの入金プロセスを変更

HotForexではこうした状況に対応して7月からクレジットカードおよびデビットカードでの入金が日本円にして10万円を超える場合にこれまでと異なる入金プロセスを実施しはじめています。

一回に1000ドル、日本円にして10万円を超えるカード入金の場合事前にサイトでカード入金申請をするとともに利用するカードの表裏両面のコピーの電子データ(写真でも可能)をアップロードすることが義務付けらました。また直近3か月以内の当該カードの請求書および明細書も同時にアップロードが求められるようになっており、通常の取引にクレジットカードを使っているのかどうかをチェックされる仕組みが導入されているのです。

XMではbitwalletを入金額までの出金に限定

外にもXMではすでに自社の自主的な判断に基づきbitwalletへの出金を入金額までに限定する取り組みを実施するようになっていますし、iAccountの利用はとうとう中止となっています。

まじめな本邦投資家にとってはいい迷惑な話

こうしたクレジットカードの利用枠の現金化というマネーロンダリングとは一味異なる行為については本邦の利用者がほとんどなのか他国の利用者も同じように行っているのかは全くわかりませんが、普通に海外FXで取引をしようとする真面目なトレーダーにとっては極めて迷惑な話で、できることならば現金原資が必要となされるデビットカードの利用だけに限定してクレジットカード使用自体を止めるといった方策を実施してほしいと願うばかりです。