STICPAYのマスターカード8月からチャージ不可能に
STICPAYが同社のマスターカードの無記名デビッドカードへのチャージが今年の8月1日よりできなくなることを発表しています。これは事実上STICPAYマスターカードが利用できなくなることを示唆しています。
また同社ではカード残高の使い切りを呼びかけています。STICPAYマスターカードの有効期限は発行日から2年間ですから猶予期間はまだありますがお使いの方は早めに消化することがお勧めになりそうです。
SITCKPAYはUnion Payカードへの切り替えを呼びかけ
ちなみにSTICPAYではUnion Payカードへの切り替えを呼びかけていますが、中国人のインバウンド消費が旺盛になってから国内では免税店のある店舗では結構利用できるようにはなっているもののマスターカードに比べますとかなり特殊であるためATMからの引き出しに割り切る形での利用しか見込めない可能性もあってなかなか微妙です。
マスターカードの利用中止は金融当局からの圧力か
商品購入にも使えたマスターカードのデビットカードが使えなくなるのは利用者にとってはかかなりがっかりな状況ですが、マスターカードは国内では金融庁からのプレッシャーと思われる動きから記名のデビットカードの発行と利用をすべて取りやめた過去があるだけにまたこうした外部からのプレッシャーがかけられている可能性もありそうです。
STICPAYのメリットは継続
STICPAYの口座とSTICPAYカードの残高は連動しておらずあくまで口座からチャージをすることで利用ができますのでカードが利用できなくなっても口座が使えないわけではありません。またUnion Payカードが発行されればこれまで通りのATM引き出しメリットは継続することになります。
ただしチャージ料が1.3%かかることになります。また引き出し金額に対して1%の手数料がかかることになるわけです。
10万円引き出すときには2300円がかかる勘定ですから、ソニー銀行を利用して10万円送金するよりは少し安い程度ですが、銀行を経由せずに資金をATMで取り出せるのはそれなりのメリットは引き続きありそうです。
1日の利用限度はほぼ20万で、ATMの引き出し額限度は30万見当となっています。
1か月の引き出し額は決済可能額と同じ90万ですからUnion Payカードに切り替えても一応のメリットは引き継がれそうです。
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