英国FCAがFX業者の顧客補償額を引き上げ
英国の金融庁・FCAが英国内でFCAライセンスでFXビジネスを行う業者に対して万が一債務不履行が発生したときに顧客に支払われる補償額の上限をこれまでの5万ポンドから3.5万ポンド引き上げ8万5000ポンドへと引き上げ今年の4月から実施しています。
8万5000ポンドといえば日本円にして1000万円が上限となるわけで、いまのところこれはFCAライセンスを取得しFSCS・英国金融サービス補償機構に登録している業者だけが適用対象となっていますが、FCAライセンスを持って海外で事業展開をしている海外FX業者が同じ様な補償レベルを海外顧客に提示してくることになるのかどうかが注目されるところです。
FCAライセンスを持つ業者としてはAXIORYなどが気になるところですが、同社の場合には日本人はベリーズの法人が対応しており、直接的にFCAライセンスにもFSCSにも関係はないため現状では特別補償引き上げのアナウンスはされていません。ただ、顧客対応レベルの向上から関係会社すべてで同様の補償引き上げが今後行われることになるのかどうかが注目されるところです。
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