HotForexにはコピートレード専用の口座がある

HotForexにはコピートレード専用の口座がある

HotForexの特徴

日本人向けのHF Markets(SV)Ltd

今回は海外のFX(外国為替証拠金取引)業者の中から一風変わったサービスを提供している「HotForex」についてご紹介していきます。

HotForexは3社から構成されており、以前までの日本人トレーダーは、キプロス証券取引委員会(CySEC)のライセンスを所有するHF Markets(Europe)Ltdで取り引きをしていました。

ただし、金融庁の圧力もあり、キプロスでは日本人向けの対応ができなくなったため、2015年にセントビンセント・グラナーディーン金融庁(FSA)のライセンスを所得し、アジア向けのHF Markets(SV)Ltdを設立して、こちらで超ハイレバレッジのサービスを日本人トレーダーに提供しています。

スプレッドの狭さや、サポートの充実度、そして約定スピードには定評があり、2013年には世界の金融業界で功績を認められ「Word Finance Top100 Global Company」を受賞しているほど信頼度の高いFX業者になります。

一時期は使用できなかったクレジットでの入金ですが、2019年4月より、VISA、MasterCardでHotForexのFX口座に直接入金ができるようになりました。また、2018年9月より、bitwalletでの入出金も可能になり、手数料を抑えた出金ができるようになっています。ただし、円建て(JPY)の口座がありませんので、日本円で入金しても、為替レートが反映され、米ドル建て(USD)かユーロ建て(EUR)の口座となります。

アカウントによってはレバレッジがなんと「1000倍」

HotForex には複数のアカウントがありますが、FX初級者向けになるのが「マイクロ口座」です。最低入金額は5ドル、0.01Lot(千通貨)からの取り引きが可能になっており、最大レバレッジはなんと「1000倍」という設定になっています。強制ロスカット水準も証拠金維持率10%となっていますので、超ハイレバレッジでもポジションを保有しやすい環境です。

FX中級者以上は「プレミア口座」になるでしょう。マイクロ口座が最大で50万通貨までしかポジションを保有できないのに対し、プレミア口座は制限がありません。その分だけレバレッジは抑えられて400倍となっています。強制ロスカットの水準も少し上がり、証拠金維持率20%です。最低入金額は500ドルですから、マイクロ口座で慣れてから、本格的にプレミア口座で取り引きという流れがいいのではないでしょうか。

マイクロ口座、プレミア口座ともにスプレッドは、米ドル/日本円(USD/JPY)で1.7pips、ユーロ/日本円(EUR/JPY)で1.7pips、ユーロ/米ドル(EUR/USD)で1.2pipsですから、スキャルピングで売買を繰り返していくには、やや取り引きコストがかかります。

スキャルピングに合っているのは「ZERO口座」です。NDD(ノーディーリングデスク)方式のECNを採用しているため、スプレッドは限りなく0pipsに近づいた設定です。ただし、1Lot(10万通貨)の手数料は往復で8ドルほどかかります。

これらのアカウントの内容については、日本人トレーダーに絶大な支持を受けている「XM」に似ています。比較するとスプレッドはHotForexの方が狭いので有利ですし、最大レバレッジもXMの888倍以上になっています。海外FXにチャレンジするのであれば、XMと併せてFX口座を開設したいブローカーといえるでしょう。

コピートレード専用の「HF Copy口座」の特徴

一流トレーダーと同じ取り引きができる

HotForexには他にもまだアカウントがあります。その中で特殊なのが「HF Copy口座」です。

HotForexのトレードプラットフォームは、MT4またはMT5です。世界中で開発されたEA(Expert Adviser)を活用して、システムトレードをすることができます。これはMT4やMT5をトレードプラットフォームに採用しているFX業者であればどこでも同じですが、HotForexではそれとは別の自動売買ツールがあるのです。それがHF Copy口座になります。

HF Copy口座では、「ストラテジープロバイダー」として一流トレーダーが登録されており、そのストラテジープロバイダーをフォローすることによって、まったく同じ取り引きをすることができます。

例えばフォローしているストラテジープロバイダーが、1ドル108.50円で2Lotほどロングのエントリーをして、1ドル109.20円まで上昇したら利益確定でエグジットするというトレードをしていたら、それと同じタイミングで同じポジションを自動でエントリーして、自動でエグジットしてくれます。

ストラテジープロファイルには、そのストラテジープロバイダーのこれまでの成績が掲載されていますので、実際に利益を出しているかどうかの確認も簡単です。「利得率」の他に、これまでの最大損失を表す「最大ドローダウン」、リスクがどれだけ高いか低いかを示す「安全度数」も掲載されていますし、フォローしている人数も一目で確認できるので、選択しやすくなっています。

ストラテジープロバイダーをフォローするためには、アカウントを作成する必要があります。ひとつのアカウントでフォローできるストラテジープロバイダーはひとりです。最大で3つのアカウントを作成できますから、同時に3人のストラテジープロバイダーをフォローして自動売買を行うことが可能です。

ポジション比率は操作が可能

しかし、ストラテジープロバイダーは一流トレーダーだけに運用資金に差があります。まったく同じ条件で売買するのはなかなかハードルが高いのではないかと心配になってしまいますが、運用比率は自分に合ったものに変更できるのです。

例えば、ストラテジープロバイダーが1,000USDの証拠金だったとして、自分が100USDの証拠金しかなかったとします。つまり証拠金はストラテジープロバイダーの10%しかありません。ですから、エントリーする際のポジション量も10%になります。

「Volume Allocation」を操作すれば、運用比率をさらに変更できます。こちらを70%に設定すると、証拠金の比率で10%の運用になるだけでなく、さらにその70%に抑えることもできるのです。資金面でやや不安があるようでしたら、それに応じてリスクを軽減する設定が可能ということです。

無料でダウンロードできるEAであれば、いくら利用しても、いくら利益を出しても手数料は発生しませんが、こちらのHF Copy口座は「パフォーマンス手数料」が発生します。手数料は利益に対する割合になりますが、25%~35%とやや高めです。一流トレーダーの手法を真似ることができるわけですから、当然のコストではあります。HF Copy口座を利用する際は、パフォーマンス手数料も考慮して取り引きを検討すべきです。

人気の高いストラテジープロバイダーはフォローしている人数が限界に達しており、新規受付をしていないケースもありますが、自分の理想の成果を出しているストラテジープロバイダーを見つけ出して、ぜひ効率よく利益を積み上げてみてください。HF Copy口座は、EAのシステムトレードとは一味違った魅力を秘めた自動売買ツールになっています。